トラックの森づくり「チャレンジ里山体験2016」を開催

 平成28年11月20日(日)、銀閣寺裏山の国有林一帯で「トラックの森づくり事業『チャレンジ里山体験2016』」を開催しました。

 当初は19日(土)に実施する予定でしたが、前夜からの降雨で現場の条件悪化が予想されたため、6回目にして初めての順延となりました。

 午前9時30分から法然院総門前で開催した開会式では、まず、主催者挨拶として藤田周士京ト協副会長から、「トラックの森づくりは、環境を汚さない取組みから一歩進んで環境をきれいにする取組みである。」との事業趣旨が、また、國友貴之環境対策委員会副委員長からは「地球温暖化が進む中、森を守ることは地球を守ることにつながるので、子ども達には森の働き、環境の大切さを知って欲しい。」との願いが述べられました。

 また、来賓挨拶として、林野庁京都大阪森林管理事務所の勝占保所長からは、「森林が持つ多面的機能を保持するため国有林の管理に取り組んでいるが、参加された子ども達がこの事業を通じて森の大切さを学んでくれることは意義深い。」とのご挨拶をいただきました。

 その後、森の働きや樹木の学習をしながら山に登り、初年度に植えたアカマツ周辺の「ひこばえ伐り」を行いました。植樹では、これまでは、「五山の送り火」に因んで『アカマツ』を植えきましたが、今回は現地の植栽状況を勘案し、オオモミジなどの広葉樹105本の植樹を行いました。昼食後の「森の学習」では、巣箱で育った鳥たちが森を守ったというエピソードが書かれた絵本がクイズ形式で紹介され、子ども達は森の動物と植物が互いに助け合っていることを学んでいました。森の工作では、今回初めて鳥の「巣箱」づくりを行ったほか、木のベンチづくり、木の枝を使った「クリスマスリース」づくりを行いました。慣れない金槌やヤスリを使いながら、子ども達はそれぞれ熱心に工作に取り組んでいました。

 最後に、建口青年協議会副会長から、「トラックの森づくり事業が盛会裏に開催できたことを感謝する。この事業はこれからも続けていくので協力をお願いする。」との閉会挨拶があり、「チャレンジ里山体験2016」は終了しました。