「事業用自動車安全通信」第214号(H25.9.13)

メールマガジン「事業用自動車安全通信」第214号(H25.9.13)

 

=はじめに=

このメールマガジンは、国土交通省において収集した事業用自動車に関する事故情報等のうち重大なものについて、皆様に情報提供することにより、その内容を他山の石として各運送事業者における事故防止の取り組みに活用していただくことを目的として配信しています。

 

=目次=

1.重大事故等情報=8件(9月6日~9月12日分)

(1)乗合バスの車内事故1

(2)乗合バスが歩行者を撥ねた事故

(3)乗合バスが歩行者を轢いた事故

(4)乗合バスが降車客を轢いた事故

(5)乗合バスの車内事故2

(6)タクシーと自転車が衝突した事故

(7)タクシーと歩行者が接触した事故

(8)トラックと軽乗用車が衝突した事故

2.事業用自動車の運転者の健康状態の確認等安全管理の徹底について

3.関越道高速ツアーバス事故を受けた「高速・貸切バスの安全・安心回復プラン」について

4.高速乗合バス及び貸切バスの交替運転者の配置基準の策定について

5.運輸安全マネジメントに係る安全管理規程の届出等の義務付け対象が拡大されます!

6.トラックの保有車両数が5両未満の営業所でも運行管理者の選任が必要となります!

7.国土交通省で作成したマニュアルを集約しました!

8.平成25年度事故防止対策支援推進事業を実施します!

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【1.重大事故等情報=8件】(9月6日~9月12日分)

 

(1)乗合バスの車内事故1

9月5日(木)午後0時5分頃、福岡県において、同県に営業所を置く乗合バスが乗客4名を乗せて運行中、乗客1名(女性、74歳)が通路に転倒した。

この事故により、当該乗客が腰椎圧迫骨折の重傷を負った。

事故当時、当該乗合バスが乗車扱いのためバス停に停車し、当該バス停から乗車した当該乗客が座席に着席する前に発進したため転倒した模様。

 

(2)乗合バスが歩行者を撥ねた事故

9月9日(月)午後8時5分頃、岐阜県において、同県に営業所を置く乗合バスが乗客2名を乗せて運行中、当該乗合バスの右前輪で歩行者を撥ねた。

この事故により、当該歩行者が死亡、当該バスの乗客及び運転者にけがは無かった。

事故当時、当該歩行者は、駅前ロータリーの中央部分にある駐車場に車を止め、駐車場から横断歩道のない箇所を、携帯電話を使用しながら横断していた模様。

 

(3)乗合バスが歩行者を轢いた事故

9月10日(火)午後0時50分頃、香川県において、同県に営業所を置く乗合バスが乗客の降車扱いをし発車したところ、当該乗合バスの下で歩行者が倒れていた。

この事故により、当該歩行者が死亡した。

事故当時、当該乗合バスの運転者は、当該乗合バスの下部から異音がしたため下車して確認したところ、歩行者が当該バスの下で倒れていた模様。

 

(4)乗合バスが降車客を轢いた事故

9月10日(火)午後8時55分頃、東京都において、都内に営業所を置く乗合バスが運行中、降車した乗客を轢いた。

この事故により、当該乗客が死亡した。

事故当時、当該乗合バスの前扉から降車した当該乗客が、何かの拍子に転んだところ、発車した当該乗合バスの前輪に轢かれた模様。

 

(5)乗合バスの車内事故2

9月11日(水)午前11時10分頃、北海道において、道内に営業所を置く乗合バスが乗客9名を乗せて運行中、信号待ちから発進した際に、乗客1名(男性、63歳)が転倒した。

この事故により、当該乗客が胸椎圧迫骨折の重傷を負った。

事故当時、当該乗客は、交差点から50メートル先の停留所で降車するため、信号待ちの間に座席から立ち上がり、保護棒につかまっていたが、発進した際にバランスを崩して転倒した模様。

 

(6)タクシーと自転車が衝突した事故

9月5日(木)午後7時頃、京都府において、個人タクシーが空車で走行中、自転車と衝突した。

この事故により、当該自転車乗りが死亡した。

事故現場は、片側2車線の信号機のないT字路で、横断してきた自転車と衝突した模様。

 

(7)タクシーと歩行者が接触した事故

9月12日(木)午前2時45分頃、東京都において、都内の個人タクシーが歩行者と接触した。

この事故により、当該歩行者が死亡した。

事故当時、当該タクシーが直進にて交差点に進入したところ、当該タクシーから見て右方向から来た歩行者と接触した。

 

(8)トラックと軽乗用車が衝突した事故

9月8日(日)午後11時30分頃、静岡県において、トラックと軽乗用車が正面衝突した。

この事故により、当該軽乗用車の乗員3名のうち運転者1名及び乗員1名の計2名が死亡、当該軽乗用車の乗員1名と当該トラックの運転者の計2名が軽傷を負った。

事故現場は片側1車線の直線道路で、事故当時、何らかの原因で当該軽乗用車がセンターラインをはみ出し衝突した模様。

 

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【2.事業用自動車の運転者の健康状態の確認等安全管理の徹底について】

 

◇以下は前号と同様◇