京都府下における通学路の危険情報の提供について

京都府トラック協会会長殿

 

 謹啓 秋涼の候貴台におかれましては、益々御清栄のこととお喜び申し上げます。

 平素は警察行政、とりわけ交通安全活動の推進につきまして、格別の御理解と御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 

 さて、当府警察におきましては、昨年4月、亀岡警察署管内での通学児童等10人が犠牲となった交通事故の発生以降、通学児童の安全を確保するため、通学路での保護誘導活動等の対策を推進してきたところでありますが、新聞報道等でも御承知のとおり、9月24日朝、八幡警察署管内にて、歩道を集団登校中の通学児童の列に普通乗用自動車が暴走し、児童5人が重軽傷を負うという誠に痛ましい交通事故が発生したところであります。

 

 今回の事故を受け、引き続き、通学児童の安全対策に万全を期し、府民の皆様の不安を解消するため、安全を脅かす悪質ドライバーに対する交通取締り、保護誘導活動及び通学路を通行する車両を対象とした広報啓発活動等を強化推進することとしておりますが、これに加えまして、

○通学路において日常的に速度違反等の危険な運転を敢行する運転者・車両

○ガードレールが倒壊している、道路標示が消えているなど、早急に安全対策を講ずる必要がある危険箇所

等に関する情報を提供していただき、これら情報に基づく安全対策を緊急に実施することといたしました。

 

 つきましては、ご多忙中のこととは存じますが、今回の危険情報提供の趣旨を御考察の上、貴協会傘下の会員各位に対しまして、通学路における危険情報を警察に寄せていただくとともに、通学路での安全運転の励行についての周知をよろしくお願いいたします。

 末筆ながら貴台の益々の御発展をお祈り申し上げます。

謹言

平成25年9月27日

京都府警察本部交通部長

木村武徳

 

 

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