育てよう! きょうとトラックの森 チャレンジ里山体験 2013

 平成25年11月9日(土)、「トラックの森づくり」事業を開催しました。35名の子ども達を含む5歳から74歳までの参加者63名、当日の運営をサポートするスタッフを入れた総勢117名は、爽やかに晴れ上がった秋空の下、銀閣寺山国有林一帯のトラックの森において、植樹や下草刈りなどの林業体験、木の枝を使った工作や木製ベンチづくりやなどに取り組みました。

 事業はまず、法然院の総門前で開会式を開催し、上田副会長と平島環境対策委員長、林野庁の増田所長の挨拶の後、全員で銀閣寺山に登りました。一昨年から始まったこの事業は、今回で3回目となりますが、午前中は、鹿の害を防ぐために張り巡らされた防護ネットの中で、これまでに植えた苗木の下草刈りや新たな植樹作業に汗を流し、午後からは、現地で間伐された檜の丸太を使って2基のベンチづくり、木の枝を組み合わせたクリスマスリースづくり、森のクイズ大会などで楽しい一日を過ごし、最後に國友環境対策副委員長の閉会挨拶で事業を終了しました。作業に使う資機材の運搬や林業体験の補助役として、今年も青年協議会の方々にお世話いただいたほか、今年はサツキ懇話会からも参加していただき、参加者全員ケガもなく、無事に事業を終えることが出来ました。

 京都府トラック協会では、これまでから環境対策を主要事業一つとして取り組んできたが、従来の事業は低公害車の導入やエコドライブの推進など、排気ガスによる環境負荷の軽減を目的とするものが中心であった。

 今後は、これに加えて自然環境を守る取組を進めることも重要であることから、平成23年度に「全国トラック運送事業者大会」が京都で開催された際、そのプレイベントとして全ト協の主催で実施した「トラックの森づくり」事業を受け継ぎ、翌24年度から、京都府トラック協会独自の取組として実施することとした。

 初年度である昨年度は、次代を担う子ども達の参加を得て、京都の豊かな自然環境や伝統行事ゆかりの森を守る「トラックの森づくり~チャレンジ里山体験2012~」と銘打って実施したところであり、平成25年度も引き続いて実施する。