自由民主党所属国会議員と京都府トラック協会幹部との政策懇談会

 平成26年3月8日16時より、京都ホテルオークラにおいて、京都府選出の自由民主党所属国会議員と当協会幹部との「政策懇談会」を開催しました。

【国会議員】

参議院:西田昌司 自民党 京都府連会長、京都府選挙区

参議院:二之湯智 自民党 常任顧間、京都府選挙区

衆議院:宮崎謙介 自民党 副会長、京都3区

衆議院:田中英之 自民党 副会長、京都4区

衆議院:安藤 裕 自民党 副会長、京都6区

府連事務局:西村日出男 自民党 事務局長

府連事務局:神原正治 自民党 事務局次長

【京都府トラック協会】

会 長:金井清治 京都産業貨物株式会社

副会長:荒木律也 荒木運送株式会社

副会長:上田龍司 上田運送株式会社

副会長:今井茂雄 丸井今井配送株式会社

専務理事:浅井孝司 京都府トラック協会

常務理事:木下省三 京都府トラック協会

総務部長:山田博之 京都府トラック協会

適正化事業部長:葛城滝男 京都府トラック協会

 冒頭、金井会長から当業界の窮状を聞いていただく場を得たことに対しての御礼のあいさつに引き続き、

西田昌司自民党京都府連会長のごあいさつの後、意見交換に入りました。

 先ず、当業界の現状報告として、

1.京都府トラック協会の概要

2.平成26年度税制改正・予算に関する要望事項とその結果

3.京都府トラック協会のとしての政策要望(6項目)

(1)軽油引取税に係る旧暫定税率の廃止

(2)自動車重量税の廃止

(3)燃料高騰に対する補助制度の創設

(4)高速道路料金について大口多頻度割引の拡充

(5)トラック運送事業の将来を見据えた人材確保対策の推進

(6)「運輸事業振興助成に関する法律」の改正

 以上の内容説明と要望を行いました。中でも、金井会長から「運輸事業振興助成に関する法律」が努力義務とされており、近畿のトラック協会の多くが交付率のカットをされていること、平成19年に運転免許に中型免許枠が創設され、その影響によって新たな普通免許を取得した若者が当業界に就職していただいても即戦力として活躍していただくには困難であることなどを補足されました。

 西田昌司議員から、軽油税については、既に一般財源化されていることで課税根拠がないことは理解できるが、国の予算財源等を考えても税の減収となり、要望の受入は極めて困難な状況にある。

 宮崎謙介議員から、CNGトラックの可能性について、荒木、上田副会長からCNGスタンドの設置状況や今後大型CNG車の普及を目指すならば少なくとも高速道路のパーキングエリア等にCNGスタンドを導入していただかないと大型CNG車の普及は困難である。

 安藤 裕議員からは、トラック業界の社会保険の未加入率が意外と多いこと触れられ、適正な運賃収受が困難な状況であること、その要因として行き過ぎた規制緩和により過当競争に陥っていることなどを説明しました。これらの対策として、社会保険の未加入や運行管理を無視した様な悪質事業を業界から退出願うべく「運送許可の更新制」等を国土交通省において「トラック運送事業の将来ビジョン検討会」において協議されたが、行政コストなどを理由に見送りとなった経緯を説明しました。

 田中英之議員からは、人材確保の申し入れに対して、現状で有効求人倍率が逆転して「1.0」を超えており、中でも「運輸・建設・介護」の各業界では人手が深刻な状況にある。公共工事による建設単価が上昇している中、運輸業界から建設業界に人材移行の傾向などあるが、中長期的にはトラック業界の新たなビジネスなどが必要などのご意見をいただきました。

 

 その他、高速道路料金の大口割引の恒久化、石油炭素税の還付措置、燃料サーチャージの実効性の担保 等々、当業界が抱える課題を中心に懇談しました。