京都府高速道路交通安全連絡協議会 春季交通安全講習会

京都府高速道路交通安全連絡協議会による春季交通安全講習会

 平成26年4月11日14:00より、京都自動車会館において京都府高速道路交通安全連絡協議会による春季交通安全講習会を開催しました。春の全国交通安全運動が、4月6日から同15日までの10日間実施している中、当協議会安全対策事業の一環としての催しです。

 当協議会金井会長からは、営業用のバス・タクシー・トラック業界にとって高速道路は定速走行による安定走行に加え、労働時間短縮、燃料消費削減など大きなメリットある。

 また、我々事業用運送事業者として交通事故は喫緊の課題であり、ひとたび事故が起これば重大事につながる高速道路における事故防止活動を今後供継続したい。等々の挨拶を述べました。

 また、来賓の京都府高速道路交通警察隊福島隊長からは、京都府下の高速道路における交通事故の発生状況の報告、特に最近では夜中から未明にかけてのプロドライバーの追突事故が目立っている。トラックの運転目線は高い位置にある。夜中だから前方遠くのテールランプを見ながら運転しているが、高速走行では一瞬の動作の遅れが事故につながる。

【高速運転安全5則】

①安全速度を順守すること。

②走行速度に対応する車間距離を保持すること。

③割り込み行為をしないこと。

④わき見運転をしないこと。

⑤路肩走行をしないこと。

 春季交通安全講習会では、日本交通事故鑑識研究所の長森紀紘氏より、「トラック事故は防げる~防衛運転が最良の決め手~」と題して、交通事故防止についてご講演をいただきました。

 交通事故防止は、先ず事故の現状を把握(安全運転義務違反が8割、追突が主)、中でも交差点安全進行義務や安全運転義務についての内容説明を交えながらポイントを歯切れのよい説明をされました。

事故防止の決め手として、「交通ルールの正しい理解」「事故誘因の排除」等として、具体的には以下の4項目にまとめられました。

①事故には必ず交通違反が伴うことを認識させる。

②事故多発の主要な違反10種類を正しく理解させる。

③「交差点安全進行義務」と「安全運転義務違反」認識させる。

④「脇見・漫然運転」を警戒させる。

25京高安第6号

平成26年3月12日

会員殿

京都府高速道路交通安全連絡協議会

会長 金井清治

 春季「交通安全講習会」の開催について(ご案内)

 早春の候、益々ご隆昌のこととお喜び申し上げます。

 平素は、協議会運営に深いご理解とご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。

 さて、交通事故防止策につきましては研修会の実施、また安全運転に係る資料等を作成配布するなど事故防止活動を推進いたしておりますが、悲惨な交通事故はあとを絶ちません。

 つきましては、「春の全国交通安全運動」の一環として高速道路等における交通安全の再認識と運転技術の向上、更には安全意識の高揚を図り、交通事故の絶無を期するため、下記により講習会を実施することといたしました。

 諸事ご繁多の折りとは存じますが、運行・整備管理者・ドライバー等多数ご参加願えますようご案内いたします。

◎日時:4月11日(金)午後2時

◎場所:京都自動車会館5階 京都市伏見区竹田向代町51-5

◎講習内容:「トラック事故防止は防げる~防衛運転が最良の決め手~」

 講師:長森紀紘殿 (株)日本交通事故鑑識研究所アドバイザー