トラック交差点事故防止マニュアル活用セミナーを開催

 平成27年11月10日(火)13:30から京都自動車会館において「平成27年度トラック交差点事故防止マニュアル活用セミナー」を開催いたしました。当日は、当協会会員事業所より経営者および管理者の方々39名の参加がありました。

 セミナー開催にあたり(公社)全日本トラック協会 齋藤 晃交通・環境部次長より「トラック事業における総合安全プラン2009」の中間見直しについて概要説明があり、そのなかで「事業用トラックの人身事故の半数は追突事故である一方、死亡事故の多くは、交差点において発生しており、交差点で発生する事故は、相手が歩行者・自転車となることが多く、非常に致死率が高い特徴がある。本日のセミナーを通して各社の交差点事故防止になるよう役立てていただきたい。」とのあいさつがありました。

 セミナーでは、東京海上日動リスクコンサルティング(株) 本多尚登主任研究員より「トラック交差点事故防止マニュアル」に基づいて交差点事故の重要性やなぜ交差点事故が起こるのか、その特徴や要因について解説があり、交差点時を防ぐための7つの安全行動(①整理・整頓して視界を確保する、②適度な緊張感を持ち自己管理する、③自己リスクの少ないルートを走行する、④ブレーキペダルに足をおき危険に備える、⑤交差点進入前に安全確認する、⑥適切な軌跡で右折する・左折する、⑦交差点内(特に横断歩道手前)で安全確認する)についての説明がありました。

 その後、参加者全員がグループに別れて各事業所における取り組み等について討議を行い、ドライブレコーダーやデジタルタコグラフをただ導入するのではなく、導入する際にはドライバーにその目的を明確に伝えることが重要であるという意見や、安全標語のポスターを全員で作成し、会社の意識の向上を図っているという意見が出るなど活発な意見交換が行われました。