第９２回通常総会を開催

　平成29年6月14日（水）14時から、ホテルグランヴィア京都（京都市下京区）において、一般社団法人京都府トラック協会の「第92回通常総会」を開催しました。

総会は、「陸上貨物運送事業労働災害防止協会京都府支部」、「京都府トラック運送事業政治連盟」の総会も併催する、3部構成での開催となりました。

開会冒頭、金井清治会長から「昨今の経済情勢、とりわけアベノミクス効果や軽油価格の安定化により、経営状態には一定の改善が見られたが、世界経済の動向を考えると、若干の不安要素も感じられる。当業界においては、長時間労働や運賃問題が取り上げられていることもあり、社会的地位の向上や運賃・料金などの待遇改善を図るうえで、チャンスが到来している。しかし、ドライバー不足が構造的に深刻な課題となっているため、今後運輸局や労働局などの行政機関、全ト協や近畿のトラック協会とも連携し、最重要改題として取り組み、また、長時間労働の解消に向けた取り組みも「パイロット事業」の成果を踏まえつつ、全力を挙げて取り組んで行くこととしている。今後も様々な課題については、情報を提供しつつ、会員目線に立って対応していく所存であるので、今後とも協会の一層の発展のため、会員ならびに理事各位の絶大なご協力をいただきたい。」旨の挨拶の後、金井会長が議長となり、陸災防、政治連盟の順で議案が審議されました。

引き続き京ト協の第９２回通常総会を開催し、議長に鍋師重則氏（㈱京綾貨物輸送）を選任し、鍋師議長の議事進行のもと、報告事項である、平成２８年度の事業報告、承認事項として　第１号議案　平成２８年度決算報告、第２号議案　役員の任期満了に伴う改選では、理事会推薦理事と支部推薦理事の23名の理事と監事3名が提案、承認され、その後理事会において、荒木律也氏が会長となることが承認され、荒木会長から、副会長、藤田周士氏、宇野賢志氏、平島竜二氏の3氏、また業務執行理事に、専務理事、井尻憲司氏、常務理事、山田博之氏、竹谷喜彦氏の2氏、監事と相談役の新たな役員人事が発表され、いずれも異議無く承認されました。

質疑にあっては、協会が社会的、経済的地位の向上に向け積極的に取り組み、諸問題の解決に取り組んでもらいたい。また駐車問題についても会員の負担軽減に取り組んでもらいたい等、今後の協会としての対応を確認する質問が出されました。

また、平成２８年度で退任されます役員を代表し、平成３年度から理事に就任され、副会長を４期８年間、会長を４期８年間、務められました金井清治前会長が、就任時からの出来事や思い出を交えたあいさつを行われました。

　続いて、ご出席いただいたご来賓から、大辻　統近畿運輸局自動車交通部長、日根直樹京都労働局労働基準部長からご挨拶を賜り、ご来賓の紹介が行われた後、総会は閉会となりました。

会場を移し、新たに会長に就任された荒木律也会長から、「これからは、『会員目線による新たなステージへの挑戦』という方針で臨み、今後の運送業界並びに協会の将来を見据えた、総合物流拠点の整備などを国や府と連携を図りながら実現の可能性を追求したいので、今後とも協力をお願いしたい。」とのあいさつをされた。続いて、西川孝秀近畿運輸局京都運輸支局長の乾杯の音頭で和やかに懇親会が開宴され、藤田周士副会長の「中締め」により、懇親会は盛会裏に閉宴となりました。