「令和2年度税制改正・予算に関する要望」と「京都府トラック協会としての要望」についての要望活動を実施

 令和元年10月5日(土)〔公明党〕と24日(木)〔自由民主党〕、荒木会長、平島・宇野・蒔田各副会長が、「令和2年度税制改正・予算に関する要望」

と「京都府トラック協会としての要望事項」について、京都選出の自由民主党国会議員の方々に説明と協力の要望を行いました。

 全日本トラック協会でとりまとめられた要望書では、トラック運送業界は、労働力不足が顕著であり他産業に比べて「長時間労働・低賃金」の状況である。

そのような状況の中で働き方改革関連法案が施行され、「トラック運送業界の働き方改革実現に向けたアクションプラン」を策定し普及を図り、労働生産性の

向上や多様な人材の確保・育成などに積極的に取り組んでいる。また、国民生活と経済のライフラインとしての機能を果たしたと考えており、公共的なトラッ

ク輸送サービスの維持確保を図るためにもお願いしたい。

 税制改正関連要望としては、1.自動車関係諸税の簡素化・軽減の実現、2.特例処置の延長等、

 予算関連要望としては、1.高速道路料金の更なる引下げ、2.働き方改革実現のための諸対策に係る補助・助成の拡充、

 3.道路の積極的な活用に向けた諸施策の実現、4.環境対策及び省エネ対策のための補助、5.交通安全対策のための補助等について説明いたしました。

 また、京都府トラック協会の要望事項としては、トラックドライバー不足に対応する抜本的な対策と支援、貨物集配中の駐車規制緩和路線の拡充と的確な

実施、道路整備に必要な予算の確保、そして異常気象時等における運行の中止、中断について要望いたしました。

(1)貨物集配中の駐車規制見直しの的確な実施

    京都市内では、荷捌きスペースを持たない荷主等への集配業務や駐車スペースの確保が困難な場所も多く、駐車場所探しのためにドライバーへ与える

   心理的な影響と相まって、輸送効率の悪化がドライバーの長時間労働が増加し、労働環境を悪化させる大きな要因となっている。御池通だけでなく、

   要望している京都市内の東西・南北の主要通について、計画的かつ集中的な実施を的確に進めていただけるよう、京都府警察本部、道路管理者や地元

   自治会、商店街等への働きかけを要望した。

(2)異常気象時における運行中止、中断について

    台風による異常気象時での荷主からの強力な配送要請については、従業員の生命に関わることであり、荷物の安全対策やドライバーの安全確保のため

   運行を中止、中断する場合があることを、国において定めていただき、荷主や国民に理解される方策や告知方法について検討をいただくよう要望した。

(3)道路整備に必要な予算の確保について

    地震、豪雨、台風など大規模自然災害が頻発し、その度に道路ネットワークが寸断され、経済・産業活動のみならず、地域住民の日常生活にも多大な

   影響を与えているなかで、代替道路を含め、地域ニーズが高い道路整備を安定的・持続的に進められるよう、新たな財源の創出の検討など、道路整備に

   必要な予算の確保を要望した。

 ※ 5日の当日は、公明党京都府選出の竹内 譲衆議院議員、山口 勝京都府議会議員、大道義知・吉田孝雄両市会議員の方々

 ※24日の当日は、二之湯 智参議院議員、2区選出の繁本 護衆議院議員(京ト協顧問)、5区選出の本田太郎衆議院議員、

          6区選出の安藤 裕衆議院議員と懇談することができました。

  各先生方からは、トラック業界の要望として理解を示していただき、全面的な協力をしていただけるお言葉を頂戴しました。